ギックリ腰とは、急性の腰痛を指す言葉で、特定の病気を指した言葉ではありません。
突然ひどい腰痛に襲われるものですので、誰にでも起こる可能性があります。
突然の激痛で動けなくなることが一番の特徴です。重く張ったような痛みが続きます。
ギックリ腰の原因は様々ですが、日常の何気ない動作で起きることがあります。
また、原因が他の腰の病気であることも考えられます。
肉離れや関節の捻挫、椎間板の損傷などでギックリ腰になる場合もあります。
ギックリ腰の原因は、筋肉や神経、関節への急激な負担、疲労や緊張など様々です。
急激な腰痛に襲われるので、応急措置が必要になります。
まずは安静に、楽な姿勢をとって、腰に負担のかからないように、コルセットなどで腰を支えるのもいいでしょう。
ギックリ腰になった原因が他の病気である場合もあります。
特に、脚の痛みやしびれがあったり、力が入らない、感覚が麻痺している、などの神経症状があった場合は腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの疾患の可能性もあります。
さらに、がんの転移により弱くなった背骨の病的骨折や、ばい菌による背骨や椎間板の化膿を起こす化膿性脊椎炎・椎間板炎など、重大な原因が潜んでいる可能性もあります。
尋常でない腰の痛みや下肢症状がある場合は早期に受診、診断を受け、治療をする必要があります。