変形性脊椎症は加齢により生じるもので、変形が進むと脊柱管狭窄症となって症状を発現する事もあります。
軽症ですと無症状のことも多いです。
変形が進んでいきますと、慢性的な痛みがでたり、可動域の制限が生じてきます。歩き始め、長く歩く、体を動かし続けるなどで痛みを生じます。
加齢による脊椎の変形が原因です。
変形が進むと、椎間板も変性して椎間が狭小化し、椎間関節の関節症性変化が生じて慢性疼痛の原因にもなります。
さらに、椎体の上下縁には骨のとげ(骨棘)が形成されて、神経根や脊髄の通り道が狭くなり、脊柱管狭窄症となって症状が出ることもあります。
無症状であれば、治療は必要ありません。
痛みがある場合は、安静にし、コルセットやカラーなどで支えたり、カイロや入浴で温めたり、薬物療法、理学療法などを行います。
脊柱管狭窄症などの症状があればそれらの治療を行います。
基本的には加齢により起きるものなので、治療よりも予防に注意を払っていきましょう。
普段から腰に負担をかけないよう、荷重負荷を減らし、太りすぎにも注意が必要です。
また、タバコは椎間板の変性を促進しますので控えましょう。日常生活・食生活に気をつけて、適度な運動を心掛けましょう。