日常生活で包丁やガラスなどによって「切り傷」を負うことはよくありますが、
「これくらいなら大丈夫」と自己判断してしまう方も少なくありません。
しかし、深い切り傷や関節・腱に近い部位の外傷は、適切な処置をしないと後遺症が残るリスクもあります。整形外科では、単なる傷の処置だけでなく、腱や神経、関節など深部構造の評価と治療が可能です。
整形外科で診る「切り傷」とは?
整形外科では、以下のような切り傷に対応しています。
- 関節や腱の近くで起きた切り傷
- 出血が多い、あるいは止まりにくい外傷
- 指先の切創、爪の損傷、骨の露出
- 手足の感覚異常や動きの悪化を伴う傷
- 骨折を伴う裂傷
- 外傷後に腫れや痛みが強くなってきた場合
整形外科は、「運動器(骨・筋肉・関節・神経)」の専門科です。 そのため、見た目以上に深部組織が損傷している可能性のある切り傷には、 特に整形外科の診察が重要になります。
受診した方がよいケース
次のような症状がある場合は、整形外科を含む医療機関の受診をおすすめします。
- 傷が深くて出血が止まらない
- 指や手足が動かしにくい、しびれている
- 傷口から腱や筋肉が見える
- 関節の動きに支障が出ている
- 錆びた器具や不衛生なものによる外傷
- 数日たっても腫れや痛み、発熱が治まらない
考えられる疾患
切り傷が原因で整形外科的な対応が必要となる主な疾患には以下があります。
- 腱断裂
- 末梢神経損傷
- 骨折・関節損傷
- 化膿性腱鞘炎
- 蜂窩織炎・皮膚膿瘍
- 破傷風
早期の専門的処置で後遺症を予防
見た目は小さな切り傷でも、腱や神経が損傷していれば、 治療が遅れることで指が動かなくなったり、しびれが残ったりすることがあります。 整形外科では、縫合処置だけでなく、必要に応じて 画像検査(レントゲン、超音波)や手術にも対応しています。
当院では、手や指などの細かい外傷にも対応できる体制を整えています。 切り傷を負った際は、できるだけ早めに整形外科を受診し、 適切な評価と治療を受けましょう。
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